こんなVyondの案件は要注意！？Vyondのアカウント貸します案件の事実！

こんにちは、飯田さん（@iida_shi）です。

クラウドサービス（外注サイト）でVyondアニメーション制作のお仕事を探していると、このような案件があります。

私のYouTube動画を観てくださってる方なら、
「この案件、飯田さんのYouTubeで言ってたVYONDの規約に基づいていないんじゃないか？」
と疑問に思われたはず。

こうしたVyondの規約を守っていない案件って実は多いです。

この記事では、上記の募集はどこが規約違反なのか？を解説します。

これからクラウドサービスで案件を獲得していこうとしてる人は要チェックです。
またディレクターとしてVyondアニメーション制作の発注する立場になりたい人も彼らと同じミスをしないためぜひ最後までご拝読ください。

どこが規約違反なのか？

この案件の募集のどこがダメなのか？

１つずつ解説します。

当方の所有するVyondライセンスにて動画を作成….

もし仮にライセンスではなくシートを貸し出すつもりであれば、こう表現すべきです。

■依頼内容
・当方が所有するVYONDのシートに招待して動画を作成していただきますので、
　VYONDのライセンス取得は不要です。

こう書かれていない募集は、発注者が規約を知らないケースなので受注しない方が良いです。

ライセンス貸出の規約に関しては、こちらの記事に詳しく書かれているので、まだ読んでいない方はチェックしてください。

既にライセンスを取得している方からの応募も大歓迎です。

なぜ良くないのか？

貸出されたシートでアニメーションを作成した場合、共同作業という扱いを受けるので譲渡手数料を支払う必要がありません。
つまり報酬が10,000円でも4,000円でも特に問題ありません。

しかし、自分で所有してるアカウントでアニメーションを制作して、そのアニメーションを相手へ譲渡する際は譲渡手数料が発生すると考えております。

約12,000円が必要になってくるにも関わらず表記がないのは、譲渡手数料という存在を誤魔化そうとしてる可能性があるので、そういった案件は受注しない方が良いです。

納品いただいた作品の著作権はこちらに譲渡されます。転用禁止です。

これは規約違反というよりかは、「規約を理解していない発注者とお仕事をしない方が身のためですよ。」という注意奮起になります。

下記の記事の「Vyondのイラストを他に流用することはできますか？」という質問の答えにある通り、Vyond内のキャラクターや素材の著作権は開発元であるGoAnimate.Incが保有しております。

つまり著作権は自らのものにあると主張してる発注者は正しくありません。

おそらく発注者は、作成してもらったアニメーションを他の人に売られたりすることを恐れているのだと見受けられます。

その場合、もし私なら、
『制作されたアニメーションを許可なく複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。』と記載するようにします。

まとめ

規約違反したことによりアカウントが削除される事案は未だ聞いたことありませんが、規約違反してるクリエイターは他の発注者から信頼を無くす可能性があります。