こんにちは、飯田さん(@iida_shi)です。
この記事ではVyondの規約である、商用利用権譲渡手数料(以下[譲渡手数料]と略す)について小学生でも分かるように解説します。
Vyondを始めたばかりの人が案件を獲得するとよくこんなことが起きます。
Vyondで10,000円のお仕事獲得したった♪
動画編集よりVyondの方が儲かるやん!
その案件、譲渡手数料は大丈夫?
ジョウトテスウリョウ?
何それ、美味しいの?
こういった事例が後を絶えません。
Vyondを使う上で、譲渡手数料というのは切っても切れない存在です。
知らないと規約違反となり、それ相当のペナルティも覚悟しておいた方がいいかもしれません。
Vyondクリエイターは絶対に知っておくべき規約であることはもちろん、Vyondアニメーションの制作を依頼する発注者もこの規約は知っておくべきです。
- 譲渡手数料の存在を知ることで「気がついたら規約違反してた!」というトラブルが減らせる
- クライアントさんとの信頼関係を崩さないためにも譲渡手数料の意味を説明できるようになる
- ブラックな案件の見分けることができる
映像利用の手数料とは?
Vyondで制作したアニメーションを第三者(お客様)に販売する場合、アカウントの所持者はVyondを提供している、GoAnimate.Incに$99を支払いをしないといけません。1つの動画につき1回支払う必要があります。
これが譲渡手数料になります。
譲渡手数料の支払いを無料にする方法
1本につき99ドル支払うってかなり高くないか!?
今頃そう思ってVyondに対するモチベーションがジェットコースターのように下がってるかもしれませんが、ご安心ください。
なんと、正規の方法でVyondの譲渡手数料を無料にする方法が存在します。
それがVyondの日本の代理店であるウェブデモから契約することで譲渡手数料の支払いを免除することができます。
Vyondの契約金として税込187,000円と正規で契約するより値段が高いので、お財布には痛いよね…。
とはいえ、ずっと99ドルを支払い続けるのも面倒なので、クライアントワークをメインにVyondを使う方は代理店から購入することをオススメします。
規約の本文が書いてあるサイト
VyondをリリースしてるGoAnimate.Incの規約サイトにも記載されております。
またVyondの日本の代理店が運営してるメディアAnimeDemoでもしっかり規約として書かれてます。
Vyondの商用利用にあたってよくいただく質問
- 友達の結婚式や誕生日といったイベントのために無料で友達へアニメーションを制作し、そのデータを友達に無料でプレゼントする際は、譲渡手数料はお支払いする必要がありますか?
-
いいえ、支払う必要はありません。
商用権の譲渡手数料ということで、商用利用していないので譲渡手数料は発生しないというのが私の主張でした。
しかしVyondの日本の代理店のサイトによると、商用利用していなくても譲渡手数料は発生すると主張しております。
なので、私は直接Vyond本社の方へメールを送らせていただきました。 飯田さんDo I have to pay fee when there is no money exchange?
For example, friend’s wedding, promotion video of my school…
友達の結婚式や誕生日といったイベントのために無料で友達へアニメーションを制作し、そのデータを友達に無料でプレゼントする際は、譲渡手数料はお支払いする必要がありますか? VyondのサポートUnless the video is going to be used for commercial purposes, then it should be fine.
Please let me know if you have more questions. I am happy to help.
動画が商用目的で使用される予定がない限り、問題はありません。
他にご不明な点がありましたらご連絡ください。お手伝いさせていただきます。実際にメールの内容をだたっ広くお見せすることはできませんが、このようなやりとりをVyondの本社のカスタマーサポートの方としました。
ということで、代理店より本社の意見を尊重して商用利用ではない場合は譲渡手数料を支払う必要はありません。
譲渡手数料を支払わないとどうなるのか?
ここまで譲渡手数料の詳細を説明してきました。
ではそんな譲渡手数料を支払わないとペナルティー等はあるのか?
結論、2020年からVyondを続けており多くのクリエイターとお会いしてきましたが、譲渡手数料を支払わないことで処罰を受けた人は事例は見たことがありません。
ただし今から紹介する3つのことが起こりうります。
ここはあくまで飯田さんの憶測になります!
Vyondのアカウント停止
Vyondはクラウド型のサービスです。
クラウド型というのは、インターネットを使ってコンピューターやスマートフォン上でソフトウェアを使う方法です。
ソフトウェアはインターネット上のサーバーコンピューターに保存されており、ユーザーはブラウザや専用のアプリを通じてそのソフトウェアにアクセスします。
Google ドキュメントやGmailなどがそうですね。
これらのサービスは、ウェブブラウザを開いてインターネットに接続するだけで、文書を作成したりメールを送受信したりできます。
よって、あなたが譲渡手数料の支払いをしていないことがインターネット上でバレたら、あなたのVyondアカウントが停止になるかもしれません。
ただしアカウントが停止された事例は聞いたことがありません。
Vyondの本社から訴えられる
Vyondを提供している会社、GoAnimate.Incの本社はアメリカにあります。
アメリカってどんな国かご存知でしょうか?
ずばりアメリカは訴訟大国なのだ!
日本では信じられないことも、アメリカではすぐに訴えられます。
マクドナルドのドライブスルーで買ったホットコーヒーを誤って自分でこぼしてしまい火傷を負った。それなのにも関わらず「熱すぎるコーヒーを提供した店側が悪い!」ということで裁判。
結果、約6,000万円(60万ドル未満 ※非公開)の和解金をマクドナルド側が支払ったという。
Vyondの譲渡手数料に関して、まだこのような事例を聞いたことありませんが、払っていないとこうなるかもしれませんね…。
クライアントとの信頼関係に悪影響
散々おどすように書いてきましたが、さすがにVyondがそれぞれのアカウントを確認することはしないと思います。
ですが、規約を守っていないクリエイターとお客様は仕事を依頼したくないはず。
バレなきゃ良いという理由で一般車両を80kmで走るタクシーにあなたは乗りたいか?
もしそれが運転中に警察にバレて、あなたの大事な時間が検問で消耗されるのは嫌ですよね?
譲渡手数料を払わずにいて、いきなりVyondのアカウントが停止されたら、あなたのことを信用してお仕事を任せてくださったお客様はどうなると思いますか?
時間を無駄にしたと思うし、あなたの信頼度はガタ落ちですよね!?
さらにフリーランスに動画制作をお願いしてもロクな人がいないと思われ、そのクライアントさんが思うフリーランス像に傷が入ってしまい、他のクリエイターさんに迷惑をかけてしまう恐れもあります。
あなたの1つの行動が周りの真面目にコツコツ頑張ってる人たちにも影響してくるので、営業の際は12,000円を含めた料金を提示しましょう!
そして、しっかり$99をいつもお世話になっているVyondへお支払いしましょう!
ちなみに飯田さんは月末にまとめてお支払いしています!
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